「自他同心(じたどうしん)」
「自他同心」・・・自他 心を同じくす
(相手の同じ心を持っている)
伝教大師は「己を忘れて他を利するは慈悲の極みなり」と仰いました。
己を忘れるとは、他人を自分のことのように思うこと。他人の苦しみも悲しみも喜びも自分のことのように感じること。
他人と私は同じ心を持っているのです。同じ心を持っているから分かり合えます。
先ず他人を思いやり、身体は近づかなくても、心と心を近づけて「心を同じくす」「同心」を心がけましょう。
令和3年(2021)元旦
比叡山延暦寺