「一々労不惜(いちいちろうふしゃく)」~一々の労を惜しまず~ 伝教大師最澄さまのお言葉に「己を忘れて他を利するは慈悲の極(きわみ)なり」とのみ教えがあります。 自らの労を惜しまないで人々への思いやりや労りの行いに努めることこそ、安らぎと癒し、救いへの優れた力となり尊いのだ、ということです。 事態のひとつひとつに労りの心を惜しまず、又、支援の労を惜しまずに共に力を合わせ過したいものです。令和2年(2020) 庚子歳 元旦比叡山延暦寺 令和6年の言葉「忠恕(ちゅうじょ)」 令和5年の言葉「開発真心(かいほつしんしん)」 令和4年の言葉「大悲万行(だいひまんぎょう)」 令和3年の言葉「自他同心(じたどうしん)」 令和2年の言葉「一々労不惜(いちいちろうふしゃく)」 平成31年の言葉「照続永劫(しょうぞくえいごう)」 平成30年の言葉「憶和敬(おくわけい)」 平成29年の言葉「能行不退(のうぎょうふたい)」 平成28年の言葉「常不軽(じょうふぎょう)」 平成27年の言葉「尽真心(じんしんしん)」 平成26年の言葉「挑心燈(ちょうしんとう)」 平成25年の言葉「慈念念」