「慈念念」
「慈念念」の「慈」とは、文字通り「いつくしみ」を意味し、その優しく温和な笑顔から「慈覚」の大師号を諡られた慈覚大師円仁が、1月14日に一千百五十年御遠忌の祥当日を迎えられたこと。また、比叡山の根本精神である「慈悲の心」を常に忘れること無く継続してほしいという願いから、「慈」と、一瞬一瞬の継続を意味する「念念」が組み合わされ、「慈念念」となった。
「人々に楽と安らぎを与えことが「いつくしみ」であり、身近な家族や友達関係はもとより、他人や震災被災者の方々への暖かい「慈」の心をさらに広げ継続することを願い、「ありがとう」という感謝と優しさに溢れる平和で安穏な世界の実現に向けて、共に祈り共に精進したい」と、本年は「慈念念」という言葉を発信する。