山麓寺院のご案内
滋賀院門跡
比叡山山麓坂本に建つ50を越える延暦寺の一山寺院は、比叡山の山上に建つ堂舎を山坊と称することに対して里坊と呼び、元は修行を経た老僧などの隠居所としての性格を持つものが多い。滋賀院門跡は薬師如来を本尊に祀り宮門跡の格式をもち、坂本にある延暦寺の里坊の総本坊であり、天台宗に8ヶ寺ある門跡寺院の一つである。代々の天台座主の御座所となり「滋賀院御殿」とも呼ばれる。元和元年(1615)天海大僧正が後陽成天皇から京都岡崎の法勝寺を賜わりこの地に移し建立した。後の明暦元年(1655)に後水尾天皇から滋賀院の号を賜った。
明治10年(1877)火災に遭ったが、明治12年(1879)に比叡山上の三塔それぞれの最も立派な山坊を移築するなどして復旧され現在に至る。小堀遠州作庭の池泉築山式庭園や狩野派渡辺了慶の襖絵があり、内仏殿、宸殿、二階書、客殿、庫裏などの建物から成る。
(毎月8日)
アクセス |
所在地 〒520-0113 滋賀県大津市坂本4丁目6-1 TEL:077-578-0130 公共交通機関でお越しの場合 京阪電鉄/石山坂本線 「坂本比叡山口駅」 下車 徒歩 5分 JR湖西線 「比叡山坂本駅」 下車 徒歩 20分 車でお越しの場合 湖西道路下阪本ICから10分 駐車場:普通車 20 台 Googleマップで確認 |
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拝観料 |
一般:500円(団体20名様以上は400円) 中高生:300円 小学生:100円 |
慈眼堂
慈眼大師南光坊天海大僧正[天文5年(1536)~寛永20年(1643)]の廟所。正保3年(1646)徳川家光公の命により建立された。祀られる天海大僧正は、比叡山では南光坊に住し、元亀の兵火で荒廃した比叡山の復興に尽力した。徳川家康公・秀忠公・家光公の三代にわたり帰依をうけ、東叡山寛永寺を開き、幕政にも参画し、家康公の神号を東照大権現と定めている。(国重要文化財)
生源寺
伝教大師最澄は父三津首百枝、母藤原藤子の長子として神護景雲元年(767 ※766説あり)に誕生し、その屋敷跡に建てられたのが十一面観音を本尊とするこの生源寺である。
境内には大師の産湯に使ったという「大師御産湯井戸」が残っている。大師の御誕生日である8月18日とその前日の17日は通常非公開のご本尊の宮殿を特別に御開帳し、境内において奉祝・報恩の法要と夏祭りが夜遅くまで行われる。
(毎月20日)
アクセス |
所在地 〒520-0113 滋賀県大津市坂本6丁目1-17 TEL:077-578-0205 公共交通機関でお越しの場合 京阪電鉄/石山坂本線 「坂本比叡山口駅」 下車 徒歩 1分 JR湖西線 「比叡山坂本駅」 下車 徒歩 20分 車でお越しの場合 湖西道路下阪本ICから10分 駐車場:普通車 30 台 Googleマップで確認 |
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