来年は北嶺大行満大阿闍梨願海の生誕200年、また亡くなって150年の節目の年となります。
願海(1823~1873)は群馬県高崎市出身の天台僧で、上野東叡山養寿院を経て比叡山に入り、31歳で千日回峰行の大願を果たします。これにより宮中参内で玉体加持を行い、皇子祐宮(後の明治天皇)の病気平癒の加持祈祷を行うなど、数々の優れた功績を残します。
本展観では願海ゆかりの書画や法具など関連の資料を一堂に集め、激動の時代を生きた願海の生涯を紹介していきます。
会期
令和4年7月30日(土)~9月4日(日)
会場
願海像
普賢十羅刹女像
蓮華笠
主要な展示品
絵画
- 願海像 冷泉為恭筆 一幅、江戸時代、個人蔵
- 普賢十羅刹女像 冷泉為恭筆 一幅、江戸時代、延暦寺蔵
- 重文 光明真言功徳絵詞 三巻のうち下巻、室町時代、葛川明王院蔵
書跡
- 孝明天皇綸旨 一通、江戸時代、個人蔵
工芸・歴史資料
- 蓮華笠(願海所持) 江戸時代、個人蔵
- 2022.07.28