春季展覧会に引き続き、相応和尚の一千百年の御遠忌を慶讃し、「回峰行の聖地 葛川明王院」展を開催します。
相応和尚(831~918)は北嶺回峰行(天台修験)を創始した平安前期の天台僧で、比叡山東塔の無動寺や葛川明王院を開いたことから建立大師とも呼ばれています。
相応が開いた修行道場の一つ、葛川明王院の寺宝を一堂に集め、相応和尚や葛川参籠の歴史について紹介していきます。
懸仏 不動三尊像懸仏
展示期間
平成29年10月21日(土)~12月10日(日)(一部展示替えあり)
会場:
延暦寺境内 国宝殿
主要な展示品
彫刻
- (重文)千手観音立像・不動明王立像・毘沙門天立像 三躯、平安時代(12世紀)、明王院蔵
- (重文)不動明王二童子像・四明王像 七躯、鎌倉時代(13~14世紀)、無動寺伝来
- (重文)不動明王二童子像 三躯、平安時代(不動:10世紀、二童子:12世紀)、伊崎寺蔵
絵画
- (重文)不動明王二童子像 一幅、鎌倉時代(13世紀)、明王院蔵
- (重文)光明真言功徳絵詞 三巻、応永5年(1398)、明王院蔵
- (重文)葛川与伊香立庄相論絵図 一幅、文保2年(1318)、明王院蔵
- (重文)簡略絵図 一巻、文保元年(1317)、明王院蔵
工芸品
- (重文)不動三尊像懸仏 二面、南北朝~室町時代(14~15世紀)、明王院蔵
- (重文)参籠札(足利義満、日野富子他) 四枚、鎌倉~室町時代(14~15世紀)、明王院蔵
- 2017.10.03