東塔地域延暦寺バスセンターの近くにあり、延暦寺に伝来する数多くの仏像・仏画・書跡等の文化財を保管するための施設です。中には国宝や重要文化財に指定されているものも多く、延暦寺の歴史の一端に触れることができます。
「国宝殿」という名称は、伝教大師最澄が著わした『山家学生式』の中の「一隅を照らす。これ則ち国宝なり。」という言葉から名づけました。伝教大師は、「国宝」とは物ではなく、人の心であると述べています。参拝者の皆様に、延暦寺の文化財を通じて「こころ」を見直す場となることを願っています。
常設展「仏教美術と信仰」
展示内容
重文 | 千手観音菩薩立像 (9世紀) |
重文 | 多聞天立像・広目天立像 (10世紀) |
重文 | 慈恵大師坐像 (重文・1256) |
●釈迦如来坐像(12世紀) ●阿弥陀二十五菩薩来迎図厨子(15世紀) |
主な収蔵品
展示内容
国宝 | 天台法華宗年分縁起 伝教大師筆 平安時代(9世紀) |
国宝 | 光定戒牒 嵯峨天皇筆 弘仁14年(823) |
重文 | 薬師如来坐像 平安時代(10世紀) |
重文 | 五大明王像 鎌倉時代(13世紀) |
ほか(※収蔵品は適宜展示入替えをしています) |
重要文化財
千手観音立像
平安時代(九世紀)
重要文化財
維摩居士坐像
平安時代(九世紀)
重要文化財
不動明王二童子立像
鎌倉時代(十三世紀)
重要文化財
薬師如来坐像
平安時代(十世紀)
重要文化財
大黒天立像
鎌倉時代(正安3年 1301)
国宝殿 開館時間・拝観料
開館時間
通年(1月~12月) | 9:00~16:00 |
拝観料
大人 | 中高生 | 小学生 | |
個人 | 500円 | 300円 | 100円 |
団体 (20名~) |
400円 | 200円 |